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今回は西日本最大の都市「大阪〈中之島〜北浜〉」をレポート!

中之島〜北浜・・・

徳川と豊臣の大阪の陣の後に、大阪屈指の豪商、淀屋常安によって開発された場所で、大阪湾から遡上する安治川と木津川の分岐点でもあることから、全国各地から物資が集まる「天下の台所」といわれるほどの大阪の中枢を担った歴史があるんだよ。現代では、大阪の商業やビジネスの中心地として超高層ビル群が林立し、河川沿いにはオープンカフェなど、おしゃれなお店が若者達の人気を集めているよ。また美術館やレトロな建物もあって、散歩やサイクリングに楽しめるエリアだよ。

大阪市立中央公会堂・・・

通称、中之島公会堂。明治44年に株式仲買人の岩本栄之助の寄付を基に建築計画が立てられ、設計はコンペ形式で行われたんだって。建築家辰野金吾などが実施設計を行い大正7年に完成したそうだよ。コンサートや会合などの他、アインシュタインやヘレン・ケラー、ガガーリンなど歴史的な人物の講演も行われたんだ。日本有数の公会堂建築として2002年に国の重要文化財に指定されているよ。

国立国際美術館・・・

アルゼンチンの建築家シーザー・ペリが設計した斬新な外観が遠くからでも目立っていたよ。銀色のパイプは「竹」をイメージしているんだって。アンディ・ウォーホルや草間弥生など国内外の現代美術を中心としたコレクションの展示をしているよ。美術館自体はすべて地下(地下1階がエントランスや講堂など、地下2階3階が展示スペース)にある、とても珍しい美術館だよ。

適塾・・・

江戸時代後期に蘭学者で医者の緒方洪庵が船場に開いた蘭学の私塾で、正式には、洪庵の号である適々斎に因み「適々斎塾」というそうだよ。塾を開いていた25年の間に全国から約3千人の入門者が集まり、残っている塾生自筆の名簿には636名が記載されているんだ。漫画家手塚治虫の曾祖父・手塚良仙も塾生として学んでいて、「陽だまりの樹」という作品に描かれているから機会があったら読んでみるのもいいかもね。福沢諭吉や大鳥圭介など多くの優秀な人材を輩出し、塾生はその後さまざまな形で医学の発展に活躍したんだ。

大阪市

関西の経済・文化の中心地で、古くは「大坂」と表記していたよ。古都・副都としての歴史を持つ大都市だね。世界大都市圏ランキングでは第7位で世界でも屈指の大都市なんだ(世界第1位は東京)。さらに、北区梅田は東京の新宿を抜いて世界スカイライン都市ランキングで日本第1位の高層ビル街と認定された国内最大級の繁華街なんだって。江戸の「八百八町」や京都の「八百八寺」に対して「八百八橋」といわれているぐらい橋が多い街でもあるよ。

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