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FP柳澤美由紀さん、FP黒田尚子さんによる対談(がんへの備え編)

乳がん経験者が語る がんの保障はどこまで必要か(ファイナンシャル・プランナー対談) Vol.1-1

大切なのは、保険に頼りすぎないこと。
日ごろから健康的な生活を、ぜひ、心がけて!

自らの乳がん体験をとおして、「がんにならない健康的な生活を送ることが何よりの備え」を実感される黒田さんと、「請求し忘れるような保険なら入らない方がいい」と明快な柳澤さん。
そんなおふたりが、がんへの備えについて真剣トークを繰り広げたら?

Part1がん患者になってわかったこと

「医療費+α」で、かかった費用は2年間で約300万円!

柳澤 黒田さんは、乳がんを経験されたんですよね。

黒田 はい。2009年12月に告知を受けて、2010年2月に入院・手術しました。その後、乳房再建をしまして、2012年1月に通院して受けていたホルモン治療を終えたところです。

柳澤 失礼ですが、費用はどれぐらいかかりましたか?

黒田 最初の1年間は手術をした年で約100万円。乳房再建に160万円かかりましたので、だいたい2年間のトータルとしては約300万円です。もちろん、医療費だけではありませんよ。がんを知るための書籍やサプリメント、健康食品、入院中の家族の外食費や交通費といったものも含めての金額です。

柳澤 300万円は大きいですね。ただ、データ(※1)を見ても、年間100万~150万円(もっとも費用のかかった1年間の合計金額)の費用がかかったという方が最多なので、それぐらいは備えておく必要がありそうですね。

黒田 どのような治療を受けるかによっても異なりますが、がん治療は高額化しやすい、長期化しやすい特徴があると思います。医療の進歩で、効果が高く、からだへの負担も少ない治療薬の開発は、患者にとってうれしいこと。ですが、どうしても高価になりがち。公的医療保険が適用されても、驚くほど高価な薬や治療法があることを知っていただく必要がありますね。

柳澤 黒田さんは、費用をどのように捻出されましたか?

黒田 実は、私、がん保険に加入していなかったんです。そもそも、がんになるとは思っていなかったから。がんになる要因のほとんどが遺伝だと大きな勘違いをしていて……がんが生活習慣病のひとつだなんて知らなかったんです。知っていればがん保険に入っていたものを(笑)。正しい知識を持つことは、本当に大事ですよ。費用は、貯蓄と医療保険でまかないましたが、がん保険のがん診断給付金でもあれば、本当にありがたかったと思いますね。

がんはいまや治る病気。治療に専念するためにも、お金の悩みは解消しておきたい。

柳澤 がん患者が抱える悩みをデータ(※1)で見ると、1番目が「痛み、副作用、後遺症などの身体的苦痛」、2番目に「落ち込みや不安、恐怖などの精神的なこと」、3番目が「これからの生き方、生きる意味などに関すること」で、4番目に「収入、治療費、将来への蓄えなどの経済的なこと」が挙げられていますが、実感としていかがでしょう?

黒田 患者も家族も、それこそいろいろな悩みを抱えます。1つではないんです。診断を受けた直後は病気のことで頭がいっぱいですけれど、時間が経つにつれて、今度は仕事や収入が気になり、再発への不安など、悩みが変わってくることも知っておいてほしいです。だからこそ、せめてお金の悩みは解消して、治療に専念することが大事ではないかと思いますね。

柳澤 同じデータ(※1)で、がん患者の世帯年収が、もっとも費用のかかった1年間で200万~300万円未満の人が最多とありましたが、やはりちょっと少ないかな……。

黒田 そうですね。がんは治る病気といわれるようになって、治癒率が高くなりましたので、これからはがん患者の就労や経済的な備えが問題になってくると思います。周囲の理解も大切ですね。

柳澤 元気なうちから、考えておく必要がありますね。

黒田 たしかに、がんになる確率は高齢になるほど高いのですが、乳がんや子宮がんなどの女性特有のがんの場合、40代で発症する方が少なくありません(※2)。働き盛りの方にも、リスクは当然あります。どの年代においても、がんという病気への備え、経済的な備えは重要だと感じています。

知識と、それを活かす知恵があれば、負担はまったく違うはず。

柳澤 がん治療に何百万もかかって大変という相談を受けることがあるのですが、よく話を聞くと、高額療養費制度や傷病手当金などの社会保障を知らないでいる人が多いんです。

黒田 もったいない(笑)。

柳澤 末期がんの方には公的介護保険が適用されますし、ホスピスや緩和ケアも公的医療保険の対象になります。そうした社会保障に関する知識を持っているかいないかで、負担が大きく違ってきますよね。がんと診断されたら、すぐに高額療養費制度の限度額適用認定証をもらっておきましょう(笑)。現在は、入院だけでなく外来でも適用されるようになっていますし。(月額の医療費が自己負担限度額を超えた場合、超えた額について高額医療費として支給を受けることになりますが、「認定証」を病院等の窓口で提示すると、自己負担限度額までの支払いとなります。)

黒田 ただ、仕組みがわかりにくいのも事実……患者にそれだけの知識を持ってというのは酷な気がします。なので、いくらでも相談できる場所がある、どこに尋ねればいいのかがわかっている、ということが、すごく大事だと思いました。

柳澤 会社の福利厚生担当部署とか、医療機関によっては医療(メディカル)ソーシャル・ワーカーとか?

黒田 がん診療連携拠点病院にはそれぞれ相談支援センターがありますし、医療ソーシャル・ワーカーという言葉だけでも知識として覚えておくといいと思います。そのほか、自治体や医療機関、がん支援団体などの相談窓口やセミナーなど、無料のサービスはどんどん利用するのが知恵というものですね。

柳澤 がん患者の会というのはいかがですか?

黒田 がんは、なってみないことには気持ちがわからない(笑)。そういう意味では、がん患者の会を、安心して気持ちを吐露できる場や、さまざまな情報を得られる場として活用されるとよいと思いました。ただ、同じがんであっても、その人によって治療方法や状況は異なるということを念頭に置いておくべきでしょう。

柳澤 そうですか。

がんになど、ならないに越したことはない!

黒田 自分ががん患者になって思うことは、がんに限らずですが、病気にならないのがいちばん!これに尽きます(笑)。

柳澤 がんへの備えはまず予防である、と。

黒田 保険にかけるお金があったら、その半分を健康を維持するために使ってもいいぐらい(笑)。日ごろから健康に気を配る、これがいちばん大事だなと思いました。

柳澤 次が、定期的に検診を受けることですか?

黒田 はい、初期に発見されれば、からだへの負担も費用負担もまるで違ってきますから。

柳澤 できれば、かかりつけ医もほしいところですね。

黒田 気軽に相談できるお医者さんは必要です。特にがんと診断されるとセカンド・オピニオンを求める患者も増えてきているので、専門外のことだったら別の医療機関に気軽に紹介状を書いてくださるような、“患者離れ”のいい先生は信頼できると思います(笑)。

柳澤 かかりつけ医がいない場合は、健康診断などを決まった医療機関で受けるようにすればどうでしょう。情報が蓄積されている分、何かあった場合に、アドバイスがしやすくなる利点があると思うのですが。

黒田 それ、賢いです(笑)。

柳澤 がんへの備えの最後が、経済的準備。いざというとき治療に専念できるよう、預貯金と保険をほどほどに準備しておきたいですね。

  • ※1特定非営利活動法人日本医療政策機構 市民医療協議会 がん政策情報センター「がん患者意識調査2010年度」より
  • ※2財団法人がん研究振興財団「がんの統計'11」より

Profile

ファイナンシャル・プランナー
柳澤 美由紀

株式会社家計アイデア工房
代表取締役
http://www.kakeiidea.com/別ウィンドウで開く
CFP 認定者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
雑誌・インターネット等でマネーコラムの執筆・監修を手がける傍ら、家計管理、資産づくりなどのFP相談を行っている。相談実績はのべ800件以上。社会資源(社会保険、福祉など)を活用して家族と自分の生活を守る術を伝えている。著書は「親と子の夢をかなえる!私立を目指す家庭の教育資金の育てかた」(近代セールス社/共著)、「書き込み式 老後のお金の『どうしよう?』が解決できる本」(講談社)など。

ファイナンシャル・プランナー
黒田 尚子

黒田尚子FPオフィス
http://www.naoko-kuroda.com/ 別ウィンドウで開く
CFP 認定者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
CNJ認定 乳がん体験者コーディネーター
「夢をカタチに」をポリシーに、セミナー・FP講座の講師、書籍や雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に活動。近著に「がんとお金の本~がんになった私が伝えたい58のアドバイス」(Bkc)がある。

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