〜「ガクさん」から投稿されたフアン〜
古くから伝わる慣用句で「足下を見られる」という言葉がありますが、これは、もともとは旅籠の人が旅人の足下(履き物)を見て、疲れ具合を判断して値段(や部屋)を決めていたことに由来するそうです。
私たちのコーディネートも、ついついジャケットやシャツ、ネクタイやアクセサリーなどに気持ちがいってしまいがちですが、「おしゃれの基本は足下から」と言われているように、本当のおしゃれさんは、まず相手の靴をチェックするのだとか。
そこで今回は「靴を買うときに一番こだわるポイント」をオリックス生命全社員に聞いてみました。
①履きごこち42.9%
②デザイン(見た目)37.3%
③ブランド6.5%
④値段の安さ3.7%
⑤丈夫さ2.2%
⑥その他7.4%
(ヒールの高さ0.6%を含む)
1位「履きごこち」、2位「デザイン」という結果に。実に8割の人がこの上位2項目を靴選びのポイントに挙げています。
また、営業職であることや、通勤時を意識した回答も多く寄せられました。
でも上半身をビシッと決めても、靴が汚れていたり、デザインがビジネスに不向きなものだったりすると、評価を落としてしまうこともあるので気をつけましょう。
回答を寄せてくれたのは営業教育部の小泉雅晴さん。靴の選び方と手入れ方法について聞いてきたよ。
新社会人であれば、「色は黒」「形はオーソドックスなセミロング」「歩きやすさ」を基準に選ぶと良いでしょう。黒でオーソドックスなものであれば、ビジネスシーンで少なくとも初対面の人に悪い印象は与えないはずです。私も百貨店や保険業界で営業を経験してきて、靴は身だしなみのうち最も大事なポイントだと感じています。営業成績の良い人は身だしなみも徹底していて、汗をかく夏場にお客さまの自宅へ訪問する際は、替えの靴下に履き替えるという人もいましたね。
靴の選び方を間違えたり、汚れた靴を履いていると、ビジネスパーソンとして信頼は得られません。相手に良い印象を与えるためにも、いかに磨いて手入れしておくかが重要です。
家では、毎日シューキーパーや陰干しにより湿気を取り除くようにして、翌日に履く靴を磨くようにしています。わずか5分程度のことで、靴も長持ちしますよ。また、足先や踵のソールをこまめに取り替えて雨でも痛まないようにして、10年履いている靴もありますね。セミナー講師で出張に行くことも多いので、外出先では空港などにある靴みがき専門店も利用しています。