〜「Yokoさん」から投稿されたフアン〜
高温多湿な日本の夏に、体が対応しきれなかった結果が夏バテ。暑気あたり、暑さ負けなどともいわれていますね。そこで、オリックス生命全社員に解消法を聞いてみました。
■する 53%
■しない 47%
〈夏バテ対策〉
①運動など体を動かす22%
②クーラーに頼らない22%
③消化のいいものを食べる・飲む18%
④冷たいものは食べない・飲まない13%
⑤発酵食品などを食べる・飲む6%
⑥その他19%
約半数の方は夏バテを経験するようで、対策・予防として、1位「運動する」、2位「クーラーに頼らない」でしたが、3位から5位までは「食」に関するもので、合計すると4割近くになりました。つまり、「体を動かす(汗をかく)」「食事をしっかり摂る」ということでしょうか。
夏バテの症状は、食欲不振や倦怠感・だるさ、気力の喪失などさまざま。
暑さで食欲が減退、冷たいものを摂りすぎて胃腸の働きも低下することから栄養不足になりがちです。また、寝苦しさから睡眠不足にもなってきます。このような悪循環に陥ると大変。
「夏バテ」とは本来、夏に体力が弱った影響で秋口に体調を崩すことをいうそうですから、夏場だけで無くやはり普段から、十分な睡眠と規則正しい生活、バランスのよい食事、適度な水分補給など対策をとることが大切ということでしょうか。
暑さで大量の汗をかくと、水分と一緒に体内のミネラルやビタミン類が排出されてしまいます。冷たい食べ物・飲み物の摂り過ぎで体を冷やし過ぎず、栄養が効率的にとれるメニューを心がけましょう。
今回は料理研究家の伊藤朗子さん直伝の夏バテ予防メニュー2品をご紹介。いずれもササッと作れて栄養たっぷり!ぜひ夏の定番メニューに取り入れてくださいね♪
◆夏豚汁
疲労回復に役立つビタミンB群を含む豚肉に、良質なたんぱく質がたっぷりの味噌が一緒に摂れる便利な汁物メニュー。しゃぶしゃぶ用肉を使うので、こってりしすぎず、食欲がない日にも食べやすい一品です。ビタミンBの吸収を促進するねぎや、食欲を刺激してくれる青じそやみょうが、しょうがなどの香味野菜を添えて召し上がれ!
〈先生から一言〉
冷房で冷えすぎた体を温めてくれる温かい汁物は、夏こそ積極的に取り入れたいメニューです。「夏豚汁」には、具にレタスの千切りを加えると食べごたえがさらにUP!ラー油を垂らして、中華風にアレンジしても◎。
◆アボカド甘酒スムージー
栄養価の高さから「飲む点滴」とも呼ばれる発酵食品・甘酒に、「森のバター」と称される栄養たっぷりの果物・アボカドを加えて作るスムージー。コップ1杯程度でもしっかり栄養が摂れるので、デザートとしてだけでなく、食欲のない日の朝食がわりにも最適です。材料をミキサーにかけるだけでできるお手軽さも魅力。お好みでレモン汁の量を増やしてもおいしい。
〈先生から一言〉
美白効果があるとされるコウジ酸など豊富な栄養素を含む甘酒と、ビタミン・ミネラル豊富なアボカドは、まさに夏バテ予防のゴールデンコンビ。アボカドを切ったら、なるべく早くミキサーにかけると、変色せずきれいに仕上がります。
野菜ソムリエ、中国山東省認定二級厨師、「i's kitchen」主宰。料理本専門の編集プロダクションで料理ムック等の編集やフードスタイリングに携わる傍ら、中国山東省の伝統料理“魯菜”、魚を中心とした日本料理を学ぶ。2010年に料理研究家として独立、「やさしい味の飽きない料理」を信条に、雑誌等へのレシピ提案などを多数手がける。「おうちの台所で手軽に作る中国料理」をテーマにした料理教室も主催。
公式サイト http://iskitchen.cocolog-nifty.com/