カイセツ教授の
ビジネス・コーチング

第1回 「サンドイッチ話法」

叱るときは、褒めるでサンド。

どのように叱れば部下は、真意をきちんと受け止めてくれるのでしょうか。効果的な叱り方の一つにサンドイッチ話法があります。忠言や苦言などを伝える際、ほめ言葉や感謝の言葉を挟んでやんわり伝えることを言います。手順は(1)「褒める」→(2)「叱る」→(3)「褒める」です。(1)で感謝の気持ちを伝えます。(2)で叱ります。(3)で今後への期待の言葉を伝えます。部下の考えもよく聞いて話ができる雰囲気を大事にしてください。サンドイッチ話法なら部下は叱られたことを素直に受け入れることができ、その結果、信頼関係をより強固にするのに有効です。

サンドイッチ話法マンガ サンドイッチ話法マンガ
さて、これを「子育て」に応用するとこうじゃよ。

たとえば、こんなとき・・・

お子さまを叱るときに、叱る内容をその子の長所ではさめば親の真意を伝えることができます。弟を泣かせた兄を叱る場合、「サンドイッチ話法」ならこのように話します。
「いつも弟の面倒をよくみてくれてえらいね(褒める)
→「でも、言うことをきかないからといって、たたいてはダメだよ(叱る)
→「やさしいお兄ちゃんのこと、弟は大好きなんだからね(褒める)」。
お子さまを注意するときは「サンドイッチ話法」を活用してみてはいかがでしょうか。

2019年6月作成