カイセツ教授の
ビジネス・コーチング

第4回 「ヤーキーズ・ドットソンの法則」

部下には、スパルタか放任か。

社員や部下に対して、普段どのように接していますか?スパルタ式では、部下は必要以上に委縮しがちで本来の力が出せないかもしれません。また、部下任せの放任では組織としての成長は期待できません。ほど良い緊張状態をキープすることが良い仕事につながる。これが心理学者のロバート・ヤーキースとJ・D・ドットソンが発見した「ヤーキーズ・ドットソンの法則」です。緊張し過ぎていても、緊張しなさ過ぎても最高の能力を発揮できません。適度なプレッシャーが成功を後押ししてくれます。

ヤーキーズ・ドットソンの法則マンガ ヤーキーズ・ドットソンの法則マンガ
さて、これを「子育て」に応用するとこうじゃよ。

たとえば、こんなとき・・・

つい言ってしまう「勉強しなさい!」の一言。
お子さまに必要以上のストレスを与えても逆効果です。しかし、何も注意しないとストレスがゼロとなり良い状態ではありません。「ヤーキーズ・ドットソンの法則」によると適度なストレスを感じさせること、たとえばちょっとレベルの高い問題にチャレンジさせるようにすると、高い集中力を引き出してその結果、勉強もはかどるようになります。前もって勉強時間をお子さまと決めておくことも学習への集中力を維持する方法の一つです。

2019年9月作成