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今回は国際観光都市「京都」をレポート!

清水寺・・・

京都の代名詞的なお寺だね。「思い切る」という表現の代わりに「清水の舞台から飛び降りる」っていうけど、実際にボクも下を覗いたけど結構高さ(18メートル)があって怖かった。応仁の乱も含め9回も火事にあっていて、現在のものは徳川家光の代に造られたことがわかっているんだ。

本堂の窓の下には「弁慶の爪痕」と呼ばれる深い筋状の傷がぐるりとついていて、これは昔、夜中に手探りでお百度やお千度詣りをする際についた、数取りの串や樒(しきみ)の擦り傷なんだって。
※樒=お供えに使う植物

金閣寺・・・

わ〜ピカピカだ〜。きれいだね。正式には鹿苑寺(ろくおんじ)という禅寺なんだって。鎌倉時代に足利義満が造営した「北山山荘」で唯一残された建物で、1950年に失火で全焼してしまったけれど、1955年にはほぼ元の状態に再建されたんだ。失火については、文芸作品の題材にもなったよ。1986年から翌87年にかけて行われた金箔の張替えでは、10.8センチ四方の金箔が約20万枚(約20キロの金)も使われたんだって。すごいね〜。最近、三度落雷で焼失してしまった七重塔のものだと思われる相輪(そうりん)の破片が見つかって話題だね。

龍安寺・・・

龍安寺といえば「石庭」が有名だね。1500年頃の室町末期に作庭されたと伝えられているよ。広さは東西25メートル、南北10メートル。敷き詰めた白砂に、15個の石が配置されていて、この石庭の意味は謎に包まれていて、見る人の自由な解釈に委ねられているんだって。この日は生憎の雨降りだったけど、雨の音がかえって静けさを際立たせていたよ。

八坂塔・・・

八坂塔(やさかのとう)は、京都市内で最古の塔で、清水寺から歩いて直ぐの所にあるよ。
塔のある寺名は霊応山・法観寺で、このお寺の北にある八坂神社と勘違いしやすいね。
寺伝では聖徳太子が創建したと伝えられているけど、幾度も戦火で焼失していて、現在の塔は永享12年(1440年)に足利義教によって再建されたものなんだって。

この界隈は東山の中でも起伏に富んでいて、塔の許にたどり着くには、およそ八筋の坂があるため、やがて八坂塔と呼ばれるようになったそうだよ。
高さ46メートルは、東寺と興福寺の五重の塔に次いで3番目。遠くからでも見えるので東山一帯のランドマークだね。周辺には豆腐料理や甘酒で有名な茶屋など京都でも指折りのお店がたくさんあるんだ。

二寧坂・産寧坂・・・

二寧坂・産寧坂はともに清水参拝道として作られたもので坂と家並みが折り重なって続いてゆく美しい風景が有名だね。語源は諸説あって、坂の上の清水寺の子安観音へ「お産が寧か(やすらか)でありますように」と祈願するために登る坂であることから「産寧坂」と呼ばれるようになったという説が有力なんだけど、清水寺に参拝した人が、願いが叶ったあとで御礼に再度お参りする時に通る坂であることから「再念坂」と呼ぶようになったという説もあるんだよ。三年坂の麓には、竹久夢二が彦乃と暮らしたという「夢二寓居址」の石碑が立っているよ。

京都市

多くの史跡や社寺が残っていて、歴史的な年中行事も催されている日本を代表する国際観光都市だよ。年間約5,500万人の観光客が訪れるんだって(2014年)。延暦13年(794年)に桓武天皇が遷都して平安京と称してからずっと、明治維新まで千年以上にわたって日本の首都だったんだ。四季折々に楽しめる街だね。

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