〜「@myk0781さん」から投稿されたフアン〜
タバコは喫煙者の健康を害するだけでなく、受動喫煙など周りの人の健康にも影響を与えるということで社会問題化していますね。「@myk0781さん」のように禁煙にチャレンジしてもなかなか続かない方も多いのではないでしょうか。 そこで、効果的な禁煙方法についてオリックス生命全社員に聞いてきました。
【Q1】あなたは現在、タバコを吸っていますか?
【Q2】(現在タバコを吸っている方に)過去に禁煙したいと考えたことはありますか?
【Q3】他人のタバコの煙は気になりますか?
【Q4】(以前は吸っていたが、現在は吸っていない方に)禁煙に成功した秘訣(きっかけ)は?
①健康のため(健康を害したのを期に)
②意志の強さ(気持ち、気合い、我慢、覚悟)
③禁煙外来や禁煙パイプ、治療薬を利用
④家族のため(妊娠を期に、子どもへの影響、恋人からの助言)
⑤経済的な理由から
⑥その他
「現在タバコを吸っている」という方は約2割で、さらにその中の4割の方が過去に禁煙をしたいと考えたことがあるという結果でした。そして、「他人のタバコの煙は気になる(「どちらかというと気になる」を含む)」という方は9割近くにもなりました。
禁煙に成功した方の秘訣(きっかけ)は、「健康のため」が一番で、「意志の強さ」「禁煙外来など」と続きました。
Q 何度も失敗している喫煙者が禁煙するにはどうすればいいのじゃ?
A 「禁煙する」と強い意志を持ち、すぐに禁煙外来で治療を受けてください。
喫煙は「心疾患」の要因のひとつです。予防のためにも禁煙してください。ニコチン依存症と診断され、ブリングマン指数(喫煙本数/日×喫煙年数)が200以上で、禁煙の意志があり、12週間の禁煙治療プログラムに同意・署名した場合、健康保険適応下に禁煙治療を受けることができます。医師や看護師の禁煙支援、ニコチン受容体部分作動薬による薬物療法やニコチンパッチ・ニコチンガムを使った代替療法を受けることができ、禁煙成功率が高まります。喫煙は百害あって一利なしです。1日も早く治療を受けることを強くお勧めします。また、新たなニコチン依存症患者を若い世代に作らないよう、青少年への啓発活動にもぜひご協力ください。
筑波大学医学医療系 内分泌代謝・糖尿病内科准教授。検体測定室連携協議会代表者。1969年東京都生まれ。東京大学医学部卒。日本学術振興会特別研究会、東京大学大学院特任准教授を経て2011年より現職。医師として糖尿病の診療に当たりつつ、研究者としてニュートリゲノミクス研究を推進。薬局と医療機関との連携による糖尿病早期発見プロジェクト「検体測定室連携協議会(ゆびさきセルフ測定室)」を展開するなど糖尿病学会のホープとして活躍中。