プロジェクトストーリー01プロジェクトストーリー01

プロジェクトストーリー01

生命保険料控除証明書
マイナポータル連携プロジェクト

ワンクリックで必要書類が取得でき、
お客さまの申告手続きをスムーズに。

マイナンバーカードの利用が進むなか、社会インフラとしてのマイナポータルの機能拡充が進められています。オリックス生命では、お客さまの確定申告や年末調整手続きの利便性向上を目的に、マイナポータル経由で控除証明書の取得が簡単にできる環境を構築。一つのデジタルサービスの拡充にとどまらず、複数の社内システムと連動させる大掛かりなプロジェクトとなりました。電話やウェブでのお手続きとも連動させることでお客さま満足度の向上を目指しています。

J.I.
アプリケーション開発第一部
J.I. 1995年キャリア入社
オリックス生命の契約管理システムをはじめとする基幹システムの構築、アプリケーション開発など、幅広くIT業務を担当。近年はプロジェクトマネジメントに加え、案件推進を通じた若手・中堅の育成にも力を入れている。
Z.C.
アプリケーション開発第一部
Z.C. 2019年新卒入社
大学では健康・福祉について学び、オリックス生命に入社。IT本部への配属となり、プログラミングなどITの基礎を学び、主にデータ活用基盤の開発保守を担当してきた。2024年度から新たにプロジェクトマネジメントに挑戦すべく希望を出し、当プロジェクトに参加。
Y.T.
アプリケーション開発第一部
Y.T. 2017年キャリア入社
システム開発会社や製造業のシステム部門を経て、オリックス生命では主にデータウェアハウスの開発保守を担当。今回のプロジェクトでは、マイナポータルの「e-私書箱」とオリックス生命の各種社内システムとをつなぐインターフェース部分のアプリケーションを開発した。
Y.I.
アプリケーション開発第一部
Y.I. 2024年新卒入社
文学部を卒業後、IT専門職として入社し、1年間は研修期間としてITの基礎を学ぶ。2年目の本配属を前に「新しいこと、新規開発に挑戦したい」と希望を出し、当プロジェクトへのアサインが決まる。主にテストケースの作成からレビュー、インシデント管理を担当。

プロジェクト概観

プロジェクト概観
スケジュール

#01 
プロジェクトの経緯

マイナポータルの利用が浸透する今、
お客さまの確定申告手続きの利便性をどのように向上させるか。

J.I.
J.I.

生命保険業界全体でマイナポータルとのサービス連携が進められるなか、当社としても重視したのは、控除証明書の取得をより便利にすることでした。これまでは当社ウェブサイトからXML形式で取得できる仕組みを提供していましたが、今回新たに、マイナポータルと連携するe-私書箱からの申請ルートを構築しました。あわせて、電話やウェブでのお手続きとも連動させることで、お客さまの満足度をトータルに高めたいと考えました。

Z.C.
Z.C.

当社では控除証明書について、既にウェブサイトから電子申請を行い、XML形式で取得できる仕組みを導入していました。今回私たちが取組んだのは、それに加えて、マイナポータルと連携するe-私書箱からの申請ルートにも対応させることです。生命保険料は税金の控除対象となるため、確定申告や年末調整の手続きにおいて、さまざまな経路から簡単に控除証明書を取得できることは、お客さまにとって非常に重要だと考えています。

J.I.
J.I.

本サービスを利用いただいた当社の保険契約者さまは、2025年度だけで37,000人にも及び、今後も年々拡大していくと見込まれています。お客さまが安心・安全・簡単に生命保険の控除証明書を申請・取得できる仕組みの構築は、社会的な意義も大きいと考えています。

今回開発したシステムの背後では、お客さまの契約情報を統合して管理する基幹システムをはじめ、合計14のシステムが連携して動いています。それぞれのシステムに開発チームや業務部門が関わっているため、関係者と密にコミュニケーションを取りながら、プロジェクトを推進していきました。

Z.C.
Z.C.

私は今回、初めてPMOとしての業務にチャレンジしました。プロジェクト全体を見る立場として、当初はどのタイミングで何を決めるべきか戸惑う場面も多くありましたが、J.I.さんの指導の下で当社のプロジェクト運営を学びながら、プロジェクトマネジメントの資格取得にも取組み、基礎知識を一つひとつ実務に落とし込んでいくことを心がけました。

J.I.
J.I.

Z.C.さんは何事にも前向きかつ主体的に取組んでくれたので、私としては大いに助けられましたよ。

#02 課題解決とプロジェクトの成果 #02 課題解決とプロジェクトの成果

#02 
課題解決とプロジェクトの成果

外部システムの仕様が不明確な状況で、連携テストを設計・実施。
いつでも、どこでもお客さまへのご案内が可能になった。

J.I.
J.I.

当社では控除証明書の発送を毎年10月に行っていますので、逆算すると開発をスタートすべきタイミングは決まってきます。ところが仕様が開示される時期が想定より遅かったため、e-私書箱から開示される仕様を想像しながら設計を進めなければなりませんでした。

Y.T.
Y.T.

14のシステムとのインターフェースを考えるとき、データの更新タイミングがシステムによって異なるという課題もありました。あるシステムはリアルタイム連携、あるシステムはバッチ連携で動いており、その組合せを考えるのに苦労しました。その上、仕様が公開される前に先行して着手していた開発を、実際の仕様に合わせてどこまで巻き戻す必要があるのかを考えるのも大変でした。Y.I.さんと一緒に試行錯誤したところです。

Y.I.
Y.I.

文系学部出身の私は、1年間にわたってITに関する基礎的な研修を受け、最初の配属がY.T.さんと同じチームでした。既に開発途中だった当システムについて理解を進めながら、テスト工程から参加しました。Y.T.さんの指導の下に、14のシステムと連携させる上でどのようなテストを実施すべきなのか、複雑なテストケースづくりに取組むことになりました。

Y.T.
Y.T.

テストすべき因子の抽出とその組合せは、論理的、構造的に考えていけば、開発プロジェクトの経験がなくてもある程度導き出せるものです。その意味でY.I.さんは、2年目ながら複雑なケースパターンを自分で考えて定義していくことができ、とても心強く感じましたね。後工程への影響を最小限に抑えながら、状況の変化に柔軟に対応することができたと思います。

Y.I.
Y.I.

Y.T.さんには、テストを考える上で「何をインプットすれば、何がアウトプットになるのか」をしっかり整理することの大切さを教えていただきました。少しずつ論理的な思考力が鍛えられたように思います。

J.I.
J.I.

結果として、14のシステムを連携させたことにより、ご契約者さまからの問合せに迅速に回答することが可能になりました。ここまでの仕組みを作ることができたのは、お客さまの満足度向上を追求する、当社ならではだと思います。

03 プロジェクトを通じた人材の成長 03 プロジェクトを通じた人材の成長

#03 
プロジェクトを通じた人材の成長

不確定要素の多いプロジェクトも、
チームで知恵を出し合えば乗り越えられる。

J.I.
J.I.

仕様が開示されていない状況のなかでも全体像を俯瞰し、今できる準備と待つべき判断を見極めながら、冷静にプロジェクトを前進させる力がメンバーそれぞれに身に付いたことは、大きな成果だったと感じています。困難な状況にあっても、チームで知恵を出し合い、一つひとつ課題を乗り越えていくことで、最終的にやり切ることができました。みなさんは今回のプロジェクトを通じて、どのような成長を実感されましたか。

Z.C.
Z.C.

これまでは一人の開発者としての視点で業務に取組むことが中心でしたが、今回のプロジェクトを通じて、プロジェクト全体を動かすという視点を持てたことが大きな成長だと感じています。IT側・業務側の双方からPMOとして頼りにしていただける場面も増え、関係者との信頼関係を築くことができたことも印象に残っています。今後も両方の視点を持ちながら、さまざまなプロジェクトに携わっていきたいと考えています。

Y.I.
Y.I.

初めての新規開発プロジェクトへの参加を通じて、各工程の意義を考えながら一つひとつのタスクに取組めたこと、その全てが学びになりました。今自分が担当している業務が、後工程にどのような影響を与えるのかを想像しながら業務に取組めるようになったと思います。

Y.T.
Y.T.

今回は外部システムの仕様について、想定に準じて仕様書を書いたことで手戻りが発生し、開発者として多くの教訓を得たプロジェクトでした。今回の経験を踏まえて、AIを活用したシステム開発のアプローチを検証するなど、実験的な取組みにもチャレンジしてみたい意欲が芽生えています。Y.I.さんやZ.C.さんのような若い世代にも、ぜひ参加してほしいですね。

#04 これからの挑戦 #04 これからの挑戦

#04 
これからの挑戦

一人一人のお客さまに合わせて、新たな利便性の提供や
ソリューションの提案が可能になる。

J.I.
J.I.

リリース後は、お客さまにご迷惑をおかけするような障害の発生もなく、安定して稼働しています。マイナンバーカードに紐づく情報と複数の社内システムを連携できる基盤が整ったことで、各種手続きの簡略化やご案内の高度化など、お客さまの利便性向上につながる取組みの可能性が広がっていると考えています。

Y.T.
Y.T.

当社の各システムは、それぞれの役割が明確に整理されています。今回構築したシステムを活用することで、ご契約者さまの手続きの簡素化を図り、マイナンバー制度を利活用したサービス提供につなげていけると考えています。

Z.C.
Z.C.

マイナンバー制度の利活用という観点では、生命保険業界全体として、契約時の手続きから契約期間中の手続き、保険金・給付金の支払手続きに至るまでの各領域でユースケースが整理されつつありますね。

J.I.
J.I.

そうですね。お客さまのライフイベントの変化に応じて、必要となる手続きを適切なタイミングでご案内するといったサービス提供にもつなげていけると考えています。今後は、適用範囲の拡大も見据えながら、引き続き価値提供のあり方を検討していきたいと思います。

Y.I.
Y.I.

そうした取組みを通じて、お客さまに提供できる価値がさらに広がっていくと感じています。今回のプロジェクトで得た知見を生かしながら、より良いサービスの実現に向けて、いいなと思える仕事に取組みたいと考えています。

#05 オリックス生命のプロジェクトやIT専門職に興味を持っている方へ #05 オリックス生命のプロジェクトやIT専門職に興味を持っている方へ

#05 
オリックス生命のプロジェクトやIT専門職に興味を持っている方へ

J.I.
J.I.

当社は、社員がさまざまなことにチャレンジできる会社だと感じています。プロジェクトアサインについても個人の成長につながるよう配慮しています。IT本部の新たな取組みとして、新しい技術やテーマについて自由に探求するR&D活動も始めています。若手メンバーからベテランまで年齢を問わず、新しいことにチャレンジできる風土も特徴だと思います。

Z.C.
Z.C.

生命保険という事業は、長期間にわたる保障を通じてお客さまの安心に寄り添うものだと感じています。その中でITは、サービスの運営や品質を支えるだけでなく、新しい価値を生み出していくうえでも欠かせない存在だと思います。私自身も、そうした領域に携われることに大きな魅力を感じていますし、周囲のメンバーと対話しながら変化を前向きに捉える方と一緒に働きたいです。

Y.T.
Y.T.

当社では、業務チームとITチームが徹底的に議論を重ねてシステムを定義していける環境があります。なぜそのプロセスやデータが必要で、どの技術を使うべきなのか。本質を真摯に突き詰めて考えられる人とともに、さまざまな業務の改善を通じてお客さまへの貢献につながる仕事ができたらうれしいです。

Y.I.
Y.I.

今回のプロジェクトを通じて、問題解決の方向性を主体的に考えることの大切さを学びました。たとえ前例があっても「これは違うんじゃないか?」と思ったときに、臆せず意見を述べられるような人と一緒に働きたいです。同時に、周りのメンバーと競争するのではなく、助け合いながら問題解決を目指せる人が、当社に向いていると思います。生命保険という事業は、長期間にわたる保障を通じてお客さまの安心に寄り添うものだと感じています。

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  • ※記載内容は2026年4月時点のものです。