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FP柳澤美由紀さん、FP黒田尚子さんによる対談(がんへの備え編)

乳がん経験者が語る がんの保障はどこまで必要か(ファイナンシャル・プランナー対談) Vol.1-2

Part2ファイナンシャル・プランナーが考える賢い備え方

どれだけの備えが必要か?ライフスタイルを一度、見直して!

柳澤 がん治療は高額化・長期化しやすいというお話が前にありましたが?

黒田 一般に、がん治療にはお金がかかるというイメージを持つ方が多いと思います。ただ、どの部位のがんなのか、進行具合(病期)はどうなのか。さらには、自分がどういう治療を受けたいのかによって、松竹梅ではないですけれど(笑)、まったく違ってきます。先進医療などを望むなら、それなりの準備が必要です。でも、代表的ながんには部位(臓器)別に標準治療(科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療であることが示され、ある状態の一般的な患者さんに行われることが推奨される治療のこと)が確立されていますから、それでよしとするなら、公的医療保険が適用されることですし、最低限の備えでもいいわけです。本当にケース・バイ・ケース、ですよね。

柳澤 私は、がんだけにとらわれずですが、医療費としての預貯金の取り置きというものを、200万~300万円をイメージして、相談者に話すことが多いです。がんについては、入退院を繰り返す可能性があったり、1年目に特に多くのお金がかかる傾向があることから、預貯金の取り崩しを補填できるような形で、がん保険なり、三大疾病保障なりを利用して、まとまったお金をもらえるようにしておくことも大事です、とお話しています。

黒田 私もがん診断給付金をいただければ、うれしかったのになあ(笑)。たとえば、年1回は必ず検診を受けて、運動もすれば食事にも気をつけて、預貯金もあります、という人は、最低限の保障があればいいと思います。早期発見の可能性が高いため、再発リスクもお金のかかり方も小さくて済みますから。でも、忙しくて健康に気を使っていません、検診は怖いから行きません、酒も煙草も大好きです、という人には、ガッツリと保険に入っておいてほしいですね(笑)。

柳澤 ガッツリってどれくらい? 私は、基本的には1口(がん診断給付金100万円、がん入院給付金日額1万円程度)でアドバイスしていますが?

黒田 それぐらいがスタンダードですね。ガッツリはもうちょっと(笑)。

柳澤 ほかとのバランスもあるので、2口にとどめておくほうがよさそうですが(笑)。ただ、黒田さんがおっしゃるように、自分の希望、ライフスタイルを、一度見直して、どれだけの備えが必要なのかを考えてみることが大事ですね。

いい保険って、あるのだろうか?

黒田 先ほど、柳澤さんはがんへの備えとして、預貯金と保険を「ほどほど」に準備とおっしゃいましたが、まさしく「ほどほど」は、その人次第。よく、「いい保険はないですか?」と質問されますが、要は、自分にとっていい保険かどうか? ですよね。それぞれに違うことを知っておいてほしいと思います。

柳澤 保険の見直し相談でも、その質問はよくあります(笑)。特に、がんへの備えを考える場合、医療保険では物足りない部分がありますから。

黒田 たとえば、いまや抗がん剤治療や放射線治療、ホルモン治療などは、たいてい通院で済みます。これからは、がん治療のための通院も保障するタイプの方が安心でしょうね。

柳澤 だから、がん診断給付金があって、がんに手厚い、がん保険が注目される(笑)。最近は、がん診断給付金や通院などの特約を医療保険にセットできる商品も出てきたので、もともと持っている医療保険を活かしながら、足りない部分をカバーすることもできるようになりましたしね。

黒田 ただ、可能性として、一生涯のうちにがんになる確率は約2人に1人(※1)と言われはしても、自分がどういうがんになるかわからない。そもそも、がんになるかどうかもわからない(笑)。あれもこれもと、保険に頼りすぎないことも大事だと思います。

柳澤 たしかに(笑)。

シンプルでわかりやすい内容で、かつ年金生活になっても払い続けられる保険料であることが大切!

黒田 がんと診断されたら、どんなときでもすぐに保険金や給付金をもらえるというイメージを持っている人、意外に多いと思いませんか?

柳澤 思いますよ。保険は必ずしも、欲しいときにお金がもらえるわけではありません。契約ですから、約款どおりの状態になって、はじめてもらえる(笑)。もらったら、すごく助かるし心強いので、自分が加入している保険の内容は、しっかり把握しておきましょう。

黒田 心配だからと、たくさん保険に入っていても、いざというときに忘れてしまうようでは、本末転倒。シンプルで、請求漏れがないように、自分がわからないような保険には入らないぐらいの気持ちでいないと。

柳澤 そのとおりです。保険の設計書を見て、説明を聞いてもわからなかったら、その保険には入らない方がいい(笑)。いま、各保険会社も気をつけてはいますが、請求漏れ、請求し忘れは、あってはならないことです。自分がわかる範囲のシンプルなもので、必要最小限の保障を得ておくと心強いですね。

黒田 それと、がん患者は一般に年齢が高くなるほど多くなります。先々、本当に必要になったときに役立てられるように、長く払い続けられる保険料であるかどうかも、ぜひ、考えておきたい点ですね。

柳澤 保険料が終身払いの場合、老後、年金生活になってからも払える保険料になっているかどうかは、すごく大事なことだと思います。また、散財しやすいという自覚のある人は、一定の年齢までで保険料払込が終わるタイプを選ぶとか(笑)。

黒田 もうひとつ、がんは、5~10年の経過をみなくてはならない病気です。だいたい手術や治療などで1年目にある程度まとまったお金がかかるほか、その後、再発などの可能性を考慮すると、5年、10年と中長期にわたる資金計画が必要になるかもしれません。そういう意味で、私の場合は手術はほんの入り口です。その後の治療に合わせた、マネープランを考えていかれるといいと思います。

柳澤 そのためにも、経済的準備は怠りなく、ですね。

黒田 でも、ほんと、がんにならなければならないに越したことはないんですよ(笑)。

  • ※1財団法人がん研究振興財団「がんの統計'11」より

Profile

ファイナンシャル・プランナー
柳澤 美由紀

株式会社家計アイデア工房
代表取締役
http://www.kakeiidea.com/別ウィンドウで開く
CFP 認定者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
雑誌・インターネット等でマネーコラムの執筆・監修を手がける傍ら、家計管理、資産づくりなどのFP相談を行っている。相談実績はのべ800件以上。社会資源(社会保険、福祉など)を活用して家族と自分の生活を守る術を伝えている。著書は「親と子の夢をかなえる!私立を目指す家庭の教育資金の育てかた」(近代セールス社/共著)、「書き込み式 老後のお金の『どうしよう?』が解決できる本」(講談社)など。

ファイナンシャル・プランナー
黒田 尚子

黒田尚子FPオフィス
http://www.naoko-kuroda.com/ 別ウィンドウで開く
CFP 認定者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
CNJ認定 乳がん体験者コーディネーター
「夢をカタチに」をポリシーに、セミナー・FP講座の講師、書籍や雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に活動。近著に「がんとお金の本~がんになった私が伝えたい58のアドバイス」(Bkc)がある。

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