ITベンダーから事業会社へ。IT基盤運用部の部長が語るオリックス生命で働く魅力

社会インフラである生命保険事業の根幹を担う、IT基盤運用部。部長として組織を率いるY.Kは、より主体的にビジネスへ貢献したいとの想いを胸に、2016年、当社へキャリア採用で入社しました。自らの提案で億単位のコスト削減を実現した経験、そして挑戦を後押しするオリックス生命の社風について語ります。

社会インフラを止めない。生命保険の「当たり前」を支えるIT基盤運用部の使命

——IT基盤運用部のミッションと業務内容を教えてください。

IT基盤運用部は、サーバーやネットワーク、メインフレームといったITインフラの設計・構築から運用・保守までを一貫して担う部門です。お客さまの大切な情報をお預かりするため、サイバー攻撃や情報漏洩を防ぐ高度なセキュリティ対策も我々の重要な責務です。

生命保険事業は、病気や事故、老後といった将来のリスクに備える社会的な仕組みであり、国の公的保障を補完することで、人々の生活の安定と安心を支えています。こうした役割から、生命保険は社会インフラの一部として機能しており、私たちIT基盤運用部はその根幹を技術面から支えています。
万が一システムが停止すれば、保険金のお支払いが滞るなど、お客さまの信頼を根底から揺るがしかねません。だからこそ、社会に不可欠な生命保険事業の「当たり前」をITインフラの力で支え続けること。それが私たちの最も重要なミッションです。

その中で私は、部長として、ベンダーや外部パートナーとの調整・マネジメントや、部門の戦略立案、人材育成、プロジェクトの推進を行っています。

——チームにはどのようなメンバーが集まっていますか?

社員は私を含めて38名。パートナー会社の皆さんを含めると約250名規模の組織です。年齢層は40代が中心で、キャリア採用で入社したITベンダー出身者が多いですね。前職で金融業界のお客さまを担当していたメンバーもいれば、私のように他業界でインフラを専門に扱ってきたメンバーもいるなど、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が集まっています。多様な知見が交差する、刺激的な環境です。

——幅広い業界でインフラを経験されてきたのですね。

そうですね。新卒でITベンダーに入社し、メインフレームを中心としたITインフラのエンジニアとして、製造業や生命保険業などさまざまな業種のお客さま先に常駐し、システム運用を支援する業務に従事していました。

ITベンダーのエンジニアとして事業会社の方たちと直接話すうちに、「自分たちの会社のシステムとしてどうあるべきか」という一段高い視座で仕事をするおもしろさに気が付きました。ビジネスの当事者として、自ら主体的にシステムを作り上げていく働き方に魅力を感じ、事業会社への転職を考え始めました。

その中で、知り合いであった現在の上司が勤めており、役職関係なくフラットにコミュニケーションがとれる、風通しが良い社風と聞いたことが、オリックス生命に入社する決め手になりました。

会社の未来を見据えて、自ら提案。億単位のコスト削減を実現

——現在の業務の醍醐味はどんな点にありますか?

会社の事業戦略に深く関わり、自らの手でビジネスを動かせる実感がある点です。ITインフラを統括する私たちは、システムの安定稼働という使命に加え、コスト管理という経営に直結する役割も担います。会社全体の戦略的な意思決定に貢献できることに、大きなやりがいを感じます。
特に、コスト削減につながる施策を自ら企画・提案し、それを自分たちの手で実現できるのが、この仕事の醍醐味ですね。システムの集約や自動化など、アイデアを形にできる機会が豊富にあります。
企画が採用され、プロジェクトが無事にリリースを迎えた瞬間の達成感は格別ですし、日々の運用業務でも成功事例をチームで共有し、皆で喜びを分かち合うことで、次の挑戦へのモチベーションにもつながっています。

——とくに印象に残っている出来事はありますか?

入社して1~2年目に取組んだ、大規模なコスト削減プロジェクトです。当時、同じような業務を2つの異なるシステムで運用しており、それぞれに人員が配置されていました。それを見て、「もっと効率化すれば、大幅に運用コストを削減できるのではないか」と強く感じました。
そこで私は、システムを1つに統合し、運用体制も集約化する提案を行いました。当然、それまでのやり方に慣れたメンバーからは「なぜ今、変える必要があるのか」という慎重な意見も挙がりました。それに対し、会社全体の未来を見据えた経営視点でのメリットを、丁寧に粘り強く説明していきました。

心強かったのは、同じ考えを持つ上司がいてくれたことです。2人で協力して周囲を説得することで、なんとかプロジェクトを進めることができました。また会社全体に、挑戦しようとしていることに対する効果をきちんと説明すれば、前例のない改革にも理解を示し、後押ししてくれる文化が根付いていたことも大きいですね。

最終的に、企画から実行まで1年以上かかりましたが、年間で億単位のコスト削減が実現し、会社に大きな利益をもたらすことができました。私自身も、このプロジェクトを機に任される仕事の幅が大きく広がり、忘れられない成功体験になりました。

個の力を信じ、チームで大きな成果を出す。プロフェッショナル集団を率いる流儀

——キャリアを重ね、プレイヤーからマネージャーへと役割が変わる中で、考え方に変化はありましたか?

入社当初は、ITベンダー時代の癖で何でも自分で手を動かしたくなり、パートナーに仕事を任せることに戸惑いがありましたが、先輩の助言を受けて少しずつマネジメントのスタイルを身につけていきました。現在はベンダーに業務を依頼する立場ですが、かつて自分がその立場だったからこそ、発言や悩みに共感し、伴走するような関係を築けていると感じます。

また、管轄範囲が広がり、自身の専門外の技術領域も見る立場になったとき、一人ですべてをカバーするには限界があると痛感しました。そこから「各分野のプロフェッショナルであるメンバーを信頼して任せることで、チームとしてより大きな成果を出す」という考え方にシフトしました。

——チームの専門性がうまく発揮された事例があれば教えてください。

最近では、データセンターを移転すると同時に、自社管理だったサーバーシステムをITベンダーの管理に切り替えるという、難易度の高いプロジェクトがありました。これを約1年半という短期間で予定通りリリースできたのは、まさにチームの力です。

プロジェクトが成功した要因は2つあると考えています。1つは、メンバーがそれぞれの専門領域において主体性を持って行動してくれたこと。もう1つは、メンバー間の密なコミュニケーションです。進捗報告会では、お互いの状況を共有し、課題への対応策を議論するなど、円滑な連携が取れていました。その結果が、プロジェクトの成功はもちろん、それぞれの専門性のレベルアップにもつながったと思います。

——部長として、メンバーの力を引き出すために意識していることは何ですか?

メンバー一人ひとりのプロフェッショナリズムを信じ、裁量を持って任せることです。私たちのチームには専門性が高く経験豊富なメンバーが多いため、トップダウンの指示よりも「この領域はプロとしてお任せします。困ったときは全力でサポートします」というスタンスが、彼らの力を最大限に引き出すと考えています。メンバーが存分に知見を生かせる環境を整え、最終的な責任は私が取る。それが部長としての私の役割です。

年次や役職を問わず挑戦できる社風。IT人材が専門性を高められる環境が魅力

——あらためて、オリックス生命、そしてIT部門の魅力を教えてください。

金融業界というと、「保守的で堅そう」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、当社には当てはまらないと考えています。業界の中でもちょうど良い規模だからこそ、変化に対して前向きで、新しいシステムへの投資にも積極的です。年次や役職に関係なく、「これをやってみたい」という意見を自由に発言でき、一気通貫でチャレンジさせてもらえる風通しの良さがあります。

時には若手社員から「この部分をこう改善すると、もっと良くなるのではないでしょうか」と核心を突くような意見をもらうことも珍しくありません。その意見を頭ごなしに否定するのではなく、どうすれば実現できるかを一緒に考える。そんな建設的なカルチャーがIT部門全体に根付いています。指示を待つのではなく、自ら課題を見つけて改善したいという想いを持つ人にとっては、非常にやりがいのある環境だと思います。

社員の成長への投資を惜しまない点も、当社の大きな魅力です。特にIT人材は日進月歩の技術を学ぶ必要があるため、外部研修への参加などを積極的に支援する予算を確保しています。その背景には、経営陣がITの重要性を深く理解し、私たちIT人材に敬意を払ってくれていることがあります。ITが事業推進に不可欠な存在だと認識されているからこそ、会社が本気で社員の成長を後押ししてくれるのです。

さらに当社には、IT人材が専門性を追求しながら処遇を向上させられる人事制度「IT専門職制度」もあります。マネジメントだけでなく、技術のスペシャリストとしてキャリアを築いていける道が用意されているのも、技術者にとっては嬉しい制度ではないでしょうか。

——オリックス生命のIT部門で活躍できるのはどんな方だと思いますか?

ご自身の経験を生かして新たな挑戦をしたい方、主体的にビジネスを動かしたい方にとって、当社は最高の環境だと自負しています。培ったスキルを基に「もっとこうすれば良くなる」と積極的に発信し、周囲を巻き込んでいける方と、ぜひ一緒に未来を創っていきたいです。

——最後に、今後のビジョンを聞かせてください。

「会社のシステムが日々安定稼働しているのは、我々がいるからだ」という誇りを胸に、メンバー一人ひとりがプロフェッショナルとして専門性を高め続け、事業の成長に貢献できる組織を創り上げることが目標です。私自身も、部長としてメンバーが持つ無限の可能性を最大限に引き出せるよう、チームを支えることに全力を注いでいきます。

  • 記載内容は2025年10月時点のものです