定期か終身かを考える前に、そもそも主婦に医療保険は必要?
病気やケガをしたときの入院費や通院、手術費用の負担を減らしてくれるのが医療保険です。日本には健康保険で保障される公的医療保険制度が充実していますし、働いている夫が十分な保険に加入していれば、専業主婦が高い保険に入る必要はないと考えられます。しかし、一般的に年齢が高くなるほど病気の罹患率も高くなります。家庭の主婦が入院することで子どもの世話などに出費がかさむこともありますので、貯蓄が少ないなら医療保障を厚くしたほうが良いでしょう。医療保険は高年齢で加入するほど保険料が高くなりますので、若いうちに加入したほうが毎月の保険料の負担を抑えられます。
- ※集計ベース:過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人[高額療養費制度を利用した人+利用しなかった人(適用外含む)]
- ※治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品などを含む。高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額
- 出典:
- 公益財団法人生命保険文化センター「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」をもとに当社にて作成
20~30代なら終身医療保険のご検討を
医療保険には、保障期間が一定期間で終了する「定期タイプ」と、一生涯保障が続く「終身タイプ」があります。定期タイプは更新のたびに保険料が上がり、終身タイプはずっと同じ保険料です。どちらのタイプが自分に合った保険なのか、選択に悩むところですが、定期タイプは加入当初の保険料が安いので、「子どもが小さい間」「貯金が貯まるまで」の保障が必要と考えているなら定期タイプを選ぶのが賢明かもしれません。将来、保障の見直しがしやすいのも利点と言えます。ただし、一定の年齢で更新ができなくなることもありますので、高齢で病気やケガが増えることを考えれば終身タイプのほうが安心です。
保障期間が終身でも保険料の払込期間はいろいろ選べる
保障が同じ場合、終身タイプよりも定期タイプのほうが月々の保険料が安くなります。ただし、定期タイプは保険期間が満了して更新すると保険料が年齢に応じて上がります。そのため、更新を続けていくと、ある時期を境に終身タイプよりも保険料の払込総額が高くなります。
一方、終身タイプは死亡するまで保険料を払い続ける終身払と、保険料の払込期間を定める短期払を選択できます。月払保険料を比べると短期払よりも終身払のほうが月々の保険料は安いのですが、保険料の払込総額で比較すると、ある時点からは短期払のほうが少なくなります。また、「月払」より「半年払」や「年払」のほうが払込保険料は安くなることも覚えておいたほうが良いでしょう。
- ※保険料は2023年9月1日現在のものです。